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- 残暑見舞い申し上げます
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今年の北海道の暑さは異常です。
内地(本州)並みの暑さと湿気で、本当に北海道か?と疑いたくなるほどです。
普段の北海道札幌市の夏と言えば、近年は昼間は30度まで達することもまあありますが、とにかくからっとしていました。それでいて、昼夜の寒暖差が激しく、夜は上着を持たないと肌寒くて仕方ないほどです。
ところが今年(2025年)の夏は全く違いました。
まず6月という蝦夷梅雨の時期に雨期らしくなりませんでした。
意外に思われるかもしれませんが、北海道にも梅雨はあり、蝦夷梅雨と呼ばれます。
大勢の人でにぎわうよさこい祭りの時期に大体起こります。北海道神宮例大祭とよさこいは続けざまに行われ、絶対その中の一日は雨が降るのが例年です。
内地と違うのは、梅雨期間がそこまで長くないので洗濯物が乾かないことが続かないということです。
そういった事情もあってか内地(関東某所)に比べると、未だに外干し派が多いように思います。
ところが今回の夏は、雨はそこまで多くないがなにせ湿度が高くジメジメしています。
更に30度を超える真夏日が当たり前にあり、とてつもなく暑いです。
さすがにお店や公共機関にはクーラーが設置されているところも多いのですが、民間宅となると話は別です。
電気代は恐ろしいですが、おうちが最高だと実感する夏でした。
公共機関なのですが、公立の学校にはぜいたく品だとかでクーラーが設置されていないことが多いのです。さすがに命に関わるからか、今年はクーラー設置に踏み切った学校も多いようです。
ようやく息子の通う学校にもクーラーの設置が行われる運びになりましたが、なにせ公共事業で単価が低く、昨今の建築業界の人手不足で中々人でも集まらず、まだまだ設置までが遠いようです。
北海道はもともとエアコンの設置を考えられていないので、まずは配線から工事しないといけないらしく、交換とはちがうので大工事になるそうで、今の工期予定だと卒業する直前に完成するらしいですよ。
スポットクーラーはかろうじてあるのですが、窓を全開にしてスポットクーラーが一か所に設置されているのみで、あまり意味はありません。休み時間となるとスポットクーラー奪い合いが発生しています。
学校に行くと汗が吹き出し、階を上がるにつれ地獄のような暑さになります。
水筒の中身はスポーツドリンクでOKとか、ネッククーラーOKとか諸々解禁されましたが、個人の力では限界があります。
異常な暑さに夏休みが延びましたが、まだまだこの暑さは続きそうです。今の子たちは本当に大変だ。
長い夏休み、熱中症に気を付けて夏の遊びを満喫しています。
北海道は春夏秋冬で表情が大きく変わるので、季節ごとのイベントを楽しむことで文化的に生活ができる気がします。
冬の雪かきには辟易しますし、もう何十年もほぼ改善されない除雪・排雪問題はいいかげんどうにかならにのかなと思います。それでも札幌が大好きなのはそういうメリハリのある暮らしに愛着が湧くからなのかもしれません。
暑さに負けず、まだ暑い時期にしかできない水遊びなどを満喫していきたいと思います。